投稿日:2021.02.25 更新日:2021.02.25

ダイエット 筋トレ 食事

皮下脂肪を落とすには? 蓄積する原因や効率よく減らす方法を解説

コナマガ KONAMI SPORTS CLUB MAGAZINE

寒さが和らぎはじめ、春の訪れを感じる季節。コートやニットなどの厚手の服から、徐々に薄着の準備をはじめるころではないでしょうか。薄着になると気になるのが、冬の間にたまってしまった皮下脂肪です。

この記事では、皮下脂肪と内臓脂肪の違いや、皮下脂肪を落とすために取り組みたい運動方法、食事の見直しについて解説します。

目次

皮下脂肪はどんな脂肪?

皮下脂肪とは、皮膚のすぐ下の皮下組織にできる脂肪を指します。外部からのクッションの役割や、寒さに備える役割を担う皮下脂肪は、身体を維持するために必要なものです。

しかし、食べ過ぎや運動不足によって、皮下組織に脂肪が過剰に蓄積することがあります。この状態を「皮下脂肪型肥満」と言います。

余分な脂肪は、ヒザや腰などに負担をかけてしまうため、脂肪のためすぎには気を付けなくてはなりません。

皮下脂肪が付きやすい部位

皮下脂肪は、普段あまり動かさない部位に付きやすいという特徴があります。そのため、二の腕やお腹周り、ももの裏側に付きやすくなります。女性の場合は女性ホルモンの働きにより、皮下脂肪が付きやすい傾向があると言われています。

皮下脂肪と内臓脂肪はどう違う?

身体に蓄えられる脂肪で混同しやすいのが「皮下脂肪」と「内臓脂肪」です。皮下脂肪は、皮膚の下にできる脂肪ですが、内臓脂肪は内臓の周囲にできる脂肪を指します。

内臓脂肪が過剰に蓄積した状態が「内臓脂肪型肥満」。内臓脂肪型肥満は、高血糖・脂質異常症・高血圧などの生活習慣病の原因にもなります。

皮下脂肪は、女性に多く見られるのに対し、内臓脂肪は、比較的男性に多く見られるのが特徴です。皮下脂肪と内臓脂肪は、ダイエットで両方の脂肪が同時に減るわけではなく、内臓脂肪から落ちはじめます。そのため、皮下脂肪が一度蓄積すると、なかなか減らしにくい面もあるのです。

運動不足を解消して皮下脂肪を落とす

皮下脂肪は、いったん付いてしまうとなかなか減らしにくいため、皮下脂肪の原因となる食べ過ぎや運動不足に注意が必要です。ここでは、皮下脂肪を落とすために取り入れたい運動方法を2つ紹介します。

有酸素運動で身体活動量を上げる

身体を動かさないことは身体活動量が少なくなるということです。厚生労働省により健康な人の身体活動量の基準が定められており、1回30分、息が弾むくらいの有酸素運動と関節可動域を広げるためのストレッチを推奨されています。

有酸素運動を行うことで身体活動量を上げ、痩せやすい身体を目指すことができます。有酸素運動は、ウォーキングやジョギング、エアロビクス、サイクリング、水泳などを長時間継続して行う運動です。運動習慣のない人は、まず正しい姿勢での歩き方を意識してみましょう。

正しい歩き方

ウォーキングをするとき、上半身は背筋を伸ばして胸を張り、下半身はヒザを伸ばして、かかとから着地することを意識します。頭が揺れ動かないようにあごを軽く引き、足の動きに合わせてリズミカルに腕を振るのがポイントです。

正しい歩き方の姿勢

まずは、通勤時に1駅多く歩いたり、休日に散歩したりして無理のない範囲から有酸素運動をはじめましょう。

下半身を中心とした筋トレ

皮下脂肪は、下半身に付きやすいため、毎日の運動習慣とあわせて下半身を中心とした筋トレで脂肪を燃焼させましょう。大きな筋肉が集まる下半身の筋トレは、基礎代謝を上げて脂肪燃焼しやすい身体を作ることにつながります。

特定の筋肉に負荷のかかる筋トレは、同じ場所を毎日ではなく2~3日に1回程度、週2~3回行うくらいの運動頻度が推奨されています。スクワットやクロスクランチ、プランクなど下半身に効くメニューを取り入れましょう。

スクワットの姿勢

スクワット

クロスクランチの姿勢

クロスクランチ

プランクの姿勢

プランク

食事の見直しで皮下脂肪を落とす

皮下脂肪を落とすには、運動だけでなく食事内容の見直しも大切です。消費カロリーより摂取カロリーが上回ると、食べ過ぎになり皮下脂肪を増やす原因になります。そのため、食事内容を見直してバランスの良い食事を心がけることが大切です。

マヨネーズやバター、マーガリンなどに多く含まれる脂質、パンや麺、お菓子、清涼飲料水などに多く含まれる糖質の量を制限して、腹八分目を心がけましょう。また、野菜や果物を摂取して、ビタミンや食物繊維などが不足しないようにバランスを意識することも大切です。

食事と運動、両方のバランスが大事

健康的に皮下脂肪を落とすには、摂取カロリーが消費カロリーを下回るように調整しましょう。しかし、食事を極端に減らしたり運動量を異常に増やしたりするなど、どちらか一方に偏るのは体調を崩す原因となりかねないためNGです。

また、健康的に皮下脂肪を落とすためには、「バランスの良い食事を心がけて、カロリーを調整しつつ運動習慣を付ける」というように、食事と運動、両方のバランスを取るのが理想です。まずは、無理のない目標を設定して、長く継続して皮下脂肪を落とすことが大切でしょう。

運動と食事内容を意識して皮下脂肪を撃退!

余分な皮下脂肪は、運動不足と食べ過ぎによって生まれます。皮下脂肪は、燃焼しやすい内臓脂肪と違い、一度蓄積されるとなかなか落ちにくいため、普段から食事や運動を意識することが大切です。

運動と食事を意識して健康な体づくりを行い、薄着の季節を楽しみましょう。

  • 参考文献:厚生労働省 e-ヘルスネット

    関連情報

    バナーはありません

    エラー発生

    タイムアウト

    再読み込み