【一人でできるドリブルの自主練習方法を教えます!】上級編①(インアウト)
試合で使えるインアウトでのボールの運び方と身体の使い方
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皆さん、こんにちは。コナミスポーツクラブ サッカースクールのボスコーチです。
今回は「一人でできるドリブルの自主練習方法(上級編)」についてです。
ドリブルって練習ではうまくいくのに、試合ではなかなか・・・という人もいると思います。うまくいかない理由はそれぞれですが、試合でドリブルが成功するには、「ボールを置く位置、スピード、コース取り、間合い、目線、身体や手の使い方、タイミング、第3者の介入」など、いろいろな要因があります。
コナミスポーツクラブ サッカースクールでは、ドリブルに重点をおいて練習しています。今回はドリブルする時の身体の動かし方や、リズム感を高め、反復することで自分の武器につながるドリブルの練習方法を紹介します。ぜひチャレンジしてみましょう。
目次
メニューを紹介
インアウト交互タッチ
今回紹介するインアウトは、足の内側と外側でボールを触る技術です。
交互にボールに触ることにより、実践的かつここから多くの技術に発展させることができる基礎にもなります。
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※レベル1~3まであります。
約10メートルの距離を利き足のインアウトで交互に触りながらゆっくり進みます。早くゴールを目指すのではなく、ボールを横に動かしながらタッチ数を増やす(たくさんボールを触る)ようにしてください。
レベル1のポイント ※1
- インサイドは親指、アウトサイドは小指の近くでボールを触ることで精度が上がります。
- 進むスピードはゆっくりですが、ボールを触るスピードは速くしましょう。
- ボールの置き位置は、触る足の正面に常にボールがあるようにしましょう。
→ボールと同じように身体も横に動かすことが重要です。 - 下半身は柔らかく、上半身は胸を張るイメージの姿勢を心がけてください。
→試合でのボディバランスやルックアップ(視野の確保)につながります。 - 慣れてきたらボールを動かす幅を広げていきましょう。
レベル2のポイント
- ケンケンをしながらリズミカルに行うことで、難易度がアップします。
→ケンケンのリズムはドリブルの精度を高めます。 - ボールを触るタイミングとケンケンのタイミングを同調させることが重要です。
- インからアウトへの移行は試合で相手を抜くとき、相手との距離を取りたいときなどで使う場面が多く、ドリブラー必須の技術です。
- ケンケンで身体を横に動かしながら行うことで、より実践的になります。
レベル3のポイント
- 試合で使うシーンは少ないですが、ボールをコントロールする上でとても大事な練習です。
- ボールを地面の上で滑らせるようなイメージを持ちましょう。
→滑らせる距離が長ければ難易度、効果が上がります。 - 常にボールが足にくっついている状態を継続しましょう。
このメニューは一人で反復して行いやすいメニューです。ボールだけでなく身体を横に素早く動かすことや姿勢を意識することで効果が上がります。
試合中、相手と対峙して「ボールは抜けたけど、身体は抜けなかった。」ではドリブル成功とは言えません。姿勢や身体の使い方を意識してメニューに取り組みましょう。
まとめ
コナミスポーツクラブではドリブルの練習を多く行います。確かな技術が必要な近代のサッカーでは、小学生の時期にボールを思い通りに扱うことができるようになることがとても重要だからです。
また、他責にしやすいサッカーというスポーツのなかで、ドリブルは自分で完結できる分、責任感と共に「自信」にもつながりやすい技術の一つです。
サッカーはチームスポーツです。練習もチームで行うため、皆で同じ練習メニューを行うことも多くあるでしょう。どのようなメニューの中でも、自分に合ったレベルに調整して練習すること※2が上達への近道です。
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※1上記のポイント説明でレベル1でのポイントはそのままレベル2、3にもつながります。また、全てのレベルで利き足だけでなく逆の足でも練習してみましょう。
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※2各メニューで「丁寧に→リズムよく→スピードを上げて→顔を上げて」とレベルを調整することで、より効果が高まります。