「寄せ」に強くなろう！やっておきたいアプローチ練習法｜初心者ゴルフガイド

『スコアは50ヤード以内が勝負』と分かってはいるけれど、練習場でスイングするのはドライバーばかり、という方が多いのではないでしょうか。アプローチはどこでどんな風に練習すればいいのか、いまひとつピンと来ないかもしれません。そこで、楽しく上達できるアプローチ練習について考えてみました。

自宅でできるアプローチ練習

ボールを遠くに飛ばす必要のないアプローチは、場所を選ばず練習できるショットでもあります。自宅で好きな時間に、気軽に練習できれば、上達の近道になるのではないでしょうか。
実際にコースでよくあるアプローチのミスに、『ダフり』があります。それを防ぐために、まず、アプローチに適した、ダフりにくい構え（ほとんど両足を揃えたオープンスタンス／左足体重（左利きの場合は右足）／ハンドファースト／ボールは右足寄り）ができているという前提があります。まずはこの構えができるよう、練習しておきましょう。

１．パターマットを使う
自宅にパターマットがある方は多いのではないでしょうか。パター練習の合間に、そうしたパターマットを使いアプローチウェッジなどでチップインを狙ってみましょう。短い距離なので、転がす感覚でゆっくりスイングしましょう。連続で何球か入れたら勝利！などとゲーム感覚で楽しむと同時に、方向性と距離感と芯に当てる感覚を磨きましょう。

２．ネットタイプの練習器具を使う
ネットに的（マト）が付いたようなアプローチ練習器具を使う方法もあります。これは、一定の高さにボールを上げる練習になります。集中力の養成と小さいスイングで芯に当てることが目的です。

３．右手でボール投げ
器具を使う練習以外に、クッションなどに右手（利き手）でボールをアンダースローで投げる練習をしてみましょう。これは、ボールの重さ、スイングでの距離感を養い、身体で感じるためです。

練習場でできるアプローチ練習

練習場にはアプローチ用に20ヤード、30ヤードなどの目印が出ていると思います。「ドライバーを打つ練習と比べるともったいないなあ」と思わずに、練習の何割かはアプローチに振り分けたいものです。

１． 距離感を身につける
距離感を養う練習方法として、たとえば30ヤードの看板をめざし、5ヤード程度を最初に打ち、その次はその球を超える距離を打ち、その次はまたその距離を超える…と繰り返し、30ヤードまでどれだけ多くの（細かい距離）の球が打てるかゲーム感覚で打ち分ける練習をしてみましょう。超えなかったら最初からやり直しです。これは力加減ではなく、振り幅で距離感が出せるようになるのが目的です。

２．ティーアップした球を打つ
アプローチの距離を安定させるために、常にクラブフェースのスイートスポット（芯）で打つことが大切です。その練習方法として、低めにティーアップした球を、両手や右手だけで芯に当たるように打ってみましょう。ボールの下をくぐってしまい、うまく飛ばないなど、意外と難しいはずです。軸がブレると芯に当たらないので、左足体重、ハンドファーストのフォームをしっかりと安定させることができます。

以上のように、アプローチはゲーム感覚で楽しみながら行うのがコツ。ロングショットの息抜きでアプローチをメニューに加えるのがおすすめです。スコアアップにはアプローチショットの安定が必須なので、ぜひ次の練習から取り入れてみてください。