クラブを構えたときのボールの位置ってどこが正しいの?|初心者ゴルフガイド

2016.3.14.mon
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クラブを構えたときのボールの位置ってどこが正しいの?

ショットを打つ際、ボールの前でクラブを構えるアドレス時に「ボールの位置って、本当はどこが正しいのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。ドライバーショットする時と、サンドウエッジでショットする時と比べて、現状のボールの位置はどうなっていますか?

ショットを打つ際、ボールの前でクラブを構えるアドレス時に「ボールの位置って、本当はどこが正しいのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。ドライバーショットする時と、サンドウエッジでショットする時と比べて、現状のボールの位置はどうなっていますか? 今回は、特に初中級者の方で悩まれていることが多いと思われるクラブを構えたときのボールの位置について考えてみましょう。

最もロフトが寝ているSWの場合、ボールはほぼ身体の正面

最もオーソドックスに『身体の正面でボールをアドレス』するクラブにサンドウエッジが挙げられます。身体の中心線の真正面にボールが置かれるので、ある意味違和感はないでしょう。ただしこのとき、クラブの構え方には注意が必要となります。
サンドウエッジを硬い床などにソールする(ゴルフクラブの底面を床にペタンと置く)と、シャフトがプレイヤー側に傾いているだけでなく、ボールの飛び出す方向にも前傾していることが分かるでしょう。
ボールやクラブヘッドの位置は、身体の正面で間違いありませんが、『グリップの位置は身体の中心よりも左寄り』になるのが正しいアドレス。『ハンドファースト』と呼ばれる状態です。

最もロフトが立っているドライバーは、左足かかとの延長線上にボールを置く

続いては、まず間違いなく身体の正面にボールを置くことがないクラブのドライバーです。先輩ゴルファーからの手ほどきなどで、はじめに教えられるかとは思いますが、『左足のかかとの延長線上くらいにボールを置く』というアドレスになります。
左足かかとの前にボールを置くことで、身体の真正面にボールを置いたときよりも、ヘッドが若干だけ上を向いた状態でショット(アッパーブロー)でき、フェースが若干だけ左を向いた状態を保てるようになります。もともとロフト角が少ないため、球が上がりにくくスライスが起きやすいクラブなので、それを補うための準備がアドレスの時にすでになされていたわけです。
硬い床の上でソールしてみると、プレイヤー側にシャフトが傾いているのはサンドウエッジと同じですが、ボールの飛び出す方向に対してはそれほど極端には前傾していません。したがって、ドライバーをアドレスする際は、ボールは左足かかとの延長線上、ヘッドはその直後、そしてグリップ位置は『サンドウエッジのアドレス時と同じように、身体の中心よりも左寄り』が正しいかたちとなります。

「ホウキで履くように」は間違い?

よく「FWはホウキで履くように払い打て」と言われます。たしかに、アイアンは上から打ち込み、ウッドは横から払い打つというのは正しいのですが、意識的に払い打とうとする必要はありません。
そもそも、アイアンはクラブが短く、FWはクラブが長いので、普通に振れば、アイアンのヘッドは小さな円、FWのヘッドは大きな円の軌道を描きます。円の半径が大きくなればなるほど、ボールに当たる最下点付近では、ヘッドの入射角がゆるやかになり、自然と払い打つような軌道になります。それを、意識してヘッドを横に動かそうとすると、手元を右から左へとスライドさせる動きになってしまい、ヘッドが走りにくい打ち方になってしまいます。ヘッドが走らないと、ボールは上がらず、飛距離も出ません。FWは払い打つでも打ち込むでもなく、アイアン同様に「丸く振る」ことを心がければ良いのです。

ドライバーとSW以外のボール位置について

パターを除く13本のクラブの中から、最も極端な2本のクラブのボール位置を紹介しましたが、それ以外のクラブのボール位置も気になるところです。
残り11本のクラブのボール位置について、優等生的な答えとしては、左足かかとの延長線上-身体の真正面までの距離を13等分して、クラブごとに位置を合わせるとなるのですが、そこまで厳密に合わせることは実際には難しいでしょう。そこで、クラブを“ウッド系”、“ロングアイアン&ユーティリティ”、“ミドルアイアン”、“ショートアイアン&ウェッジ”の4種類に分け、左足かかとの延長線上-身体の真正面までの距離を4等分して、それぞれにボールを置くという方法でボールの位置を決めてみると、迷うことなくアドレスに入ることが出来るのではないでしょうか。

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