バンカーを克服しよう!バンカーショットで失敗しないための5つのコツ|初心者ゴルフガイド

2015.12.07.mon
icon_cat ゴルフ上達のコツ

バンカーを克服しよう!バンカーショットで失敗しないための5つのコツ

ゴルフにおける様々なシチュエーションで、比較的苦手と感じている人が多いのが、バンカーではないでしょうか? そこで、今回は、特にグリーン周辺に設けられたバンカーから、一発で脱出するためのコツについて考察してみたいと思います。

ゴルフにおける様々なシチュエーションで、比較的苦手と感じている人が多いのが、バンカーではないでしょうか? そこで、今回は、特にグリーン周辺に設けられたバンカーから、一発で脱出するためのコツについて考察してみたいと思います。

「バンカーで良かった」と思えるようになる

グリーン周辺のバンカーにボールが飛び込んだということは、その前のショットで何かしらミスをしている証拠です。例えばグリーン左右にあるバンカーなら、ショットした方向が悪かったか、スイングのミスで大きく曲げた結果です。グリーン奥のバンカーに飛び込んだのなら、距離を見誤ったかトップさせた結果でしょう。もし、バンカーがなかったら、そのままもっと転がり過ぎてOBになっていたかもしれません。バンカーで止まったおかげで、グリーンから遠ざからずに済んだ、ペナルティを取られずに済んだ、ともいえるのです。
ミスショットをした結果、OBがいいのか、隣のホールや池などに打ち込んで1ペナルティがいいのか、バンカーで済んでノーペナルティがいいのか……。
「バンカーで良かった」と心の底から思えるようになれば、精神的にゆとりが生まれ、バンカーからの脱出率が格段に向上することでしょう。

使用しているサンドウェッジ(SW)を信じる

アイアンセットに含まれるSWや、ばら売りウェッジのロフト角56度-60度のウェッジをサンドウェッジと呼びます。これはパターを除く13本のクラブの中で、最も特殊なクラブといえるでしょう。ロフト角が大きく寝ている点もさることながら、ソール部(ゴルフクラブの底面)が他のクラブとは比較にならないほど大きく張り出しています。この、ソール部の張り出しを「バンス角」と呼ぶのですが、バンス角が大きいほど、砂に潜り込みにくくなるほか、後述する「エクスプロージョン(砂の爆発)ショット」を簡単に行えるように手助けをしてくれます。
砂から打つために専用で作られているサンドウェッジを、砂が敷き詰められたバンカーからのショットで使用するのですから、成功しないワケがないですよね!

バンカーショットは「思い切りダフっていい」から簡単!

バンカーショットの際、通常のショットと同じようにクリーンにボールを捕らえようとするよりも、砂を派手に爆発させたようなショット「エクスプロージョンショット」の方が圧倒的に簡単です。その方法は、ボールの手前数cmの場所をめがけて、思い切りダフらせてショットをするだけ。
芝でダフった時は、クラブが土に突き刺さりみじめな飛距離に終わりますが、バンカーの場合は細かく飛び散った砂が、同時にボールまで飛ばしてくれるパワーに化けるのです。また、前述した「バンス角」のおかげで砂の中にクラブが潜り込まず、跳ね返るような挙動で振り抜けられます。
そのほか、バンカーショット時のテクニックとして、フェースを開くという手法もあります。ロフト角をより寝かせるほか、バンス角の張り出しをさらに大きくする効果があることから、プロアマを問わず多用されているテクニックです。

スイング中に、手を絶対に緩めない

「エクスプロージョンショット」の場合、ボールを直接クラブで打っていないので、飛距離は芝からのショットと比較して、1/3-半分程度まで落ちます。通常のショットよりも飛距離が極端に少ないにも関わらず、スイング中に「あれ? ちょっと距離が短いし、力を入れすぎたかな?」と手加減を加えてしまうと、ミスショットになる可能性が高くなり、おそらく、バンカーからボールが脱出できずに、再度、同じバンカーからのショットを繰り返すようなことになるでしょう。
バンカーショットの時は、たとえ力一杯に打っても思った以上に飛距離が出ない、ということをしっかりと覚えておきましょう。

ボールを上げようとしない

バンカーショットをはじめ、他にも目の前の高い木を超えさせたいとか、砲台グリーンに向けてアプローチなど、いつも以上に高い場所へショットしなければいけないときに起きがちなミスが、ボールを上げようとしてしまう行為です。具体的な例としては、クラブが振り切れる前に顔だけ左上を向いてしまったり、スイング中に右肩が落ちてしまったり、極端に右足体重のままショットをしてしまったり、というのが代表的でしょう。もちろん、そのようなスイングではボールはキチンと飛びません。SWのロフト角、さらにフェースを開いて構えた状態は、すでに最もボールが高く飛び出す組合せになっています。いつも通りのスイングをすることでボールは十分に高く上がるので、いつもと同じショットをするように心がけましょう。
ただし、あまりにも高いアゴのバンカーに捕まった場合や、どうしても自信がない場合は、あえてグリーン側に打とうとはせず、脱出しやすい方へのショットを選択することも、バンカーから一発で脱出するためのコツといえます。

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